沿線さんぽ

新興住宅と昔ながらの
集落が入り組む町
モダンなカフェと古社寺をめぐる

駅名は生駒一帯をたたえる万葉歌「…生駒山 飛火が岳に 萩の枝を しがらみ散らし…」に由来。東は閑静な住宅街、北東や西側には風情ある昔ながらの街並みが広がる。

萩の台駅

周辺の住宅地整備に併せ、昭和55年に開業。生駒線はこの駅境に南(東山駅まで)は複線、北は単線となり、列車はここですれ違う。矢田峠・矢田山へ向かうハイキングコースの基点でもある。

萩の台駅内のエレベーター

生駒線では数少ないエレベーター設置駅。 近畿大学奈良病院へは隣の東山駅が最寄りですが、この駅から通う方もおられます。

石福寺

安土桃山時代などの板碑6基を伝える古刹。創建年代は不明だが、板碑には天正2年(1574)の銘が残る。今も近隣からの信仰が厚く、旧乙田町のほとんどの住民が檀家。板碑は本堂前にあり、自由に拝観できる。
TEL/0743-77-8497
時/境内自由(本堂拝観は要予約)
P/なし

文化財保存館

旧乙田町は江戸期から人形浄瑠璃や歌舞伎が盛んだったところ。館内に展示される浄瑠璃人形・歌本などは近代まで使われていたものがほとんどで、「乙田浄瑠璃・芝居資料」として県の有形民俗文化財に指定されている。
TEL/0743-74-1111(生駒市生涯学習課)
時/予約時に相談
料/無料
P/なし

金毘羅神社

一帯の鎮守の神として、石福寺東方の高台に鎮座。創建年代は不明だが、金毘羅神が祭られたのは近世のことで、以前は中尾神社と呼ばれていた。すぐ近くの「ひだまり公園」周辺からは生駒山脈の眺望が見事。

Patisser Cafe Frauフラウ

「目指すのは大人も楽しめるスイーツ」との言葉通り、甘さだけでなくお酒の風味やフルーツの酸味を効かせた品が多数。夏のおすすめはマンゴーのコクとイチゴのサッパリ感を合わせたフルール。イートインもOK。
TEL/0743-28-1546
時/10:00~17:30
休/水木曜定休(祝日は営業)
P/あり

café 風風

開店以来20年余、変わらぬ味で人気を集めるカフェ。チキンライスはケチャップを使わず、香草と焼いた胸肉をトマトソースで煮込んで使用。他店にはない味わいと、この品目当ての常連も多い。焼きたてのパンケーキも絶品。
TEL/0743-76-5070
時/[月・火・木・金]11:00~22:00 (L.O 21:30)
[土・日・祝]11:00~22:00 (L.O 21:30)
休/水曜(祝日の場合は営業)
P/あり

*この記事は2011年に取材した内容です