沿線さんぽ

馬見公園とかぐや姫の里でグルメも

駅からすぐに入り口のある馬見丘陵 公園は、「やまと花ごよみ」のメイン会場。隣には竹取公園もあって、花と緑がたっぷり満喫できるよ。

かぐや姫の町 『広陵町』

馬見丘陵公園のすぐ北に広がる「竹取公園」。その名の通り『竹取物語(かぐや姫)』にちなむ公園だ。実は一帯は、物語の舞台と考えられる場所。近くにはゆかりが深いとされる讃岐神社が鎮座し、物語を題材にした品を扱うお店も多い。

池部駅

大正7年開業。駅の南側には城壁かと見間違うほどの石垣が。その正体は…。

河合町役場

駅のすぐ南側は町役場。歴史ある門と建物は、大正時代に建てられた大和鉄道の社長の別邸「豆山荘」で、昭和24年に河合村役場が移され、新庁舎建築後もその姿を残す。

ライオンの石像

町役場の門の両脇では、一対のライオンの石像がお出迎え。庁舎玄関前にもあり、元は「豆山荘」の庭園にあったものだという。

竹取物語

『かぐや姫』としておなじみの話だが、実は登場人物に実在のモデルがいるとされる。その多くは「壬申の乱」の功臣。このことから物語は天武・持統天皇の御世、飛鳥~藤原京の時代を舞台にしたと考えられている。
かぐや姫のおじいさんとして登場する竹取翁は”讃岐造“と記され、”讃岐村の長“を指すと考えられることから、江戸期まで散吉郷と呼ばれたこの地が比定された。

竹取公園

馬見丘陵公園に隣接し、かぐや姫をモチーフにしたモニュメントが印象的。園内には大型遊具のほか、竹取物語のストーリーをパネル展示した散策道も。

讃岐神社

讃岐からこの地に移り住んだ一族が、故郷の神を勧請したのが始まりとされる。拝殿と本殿が建つだけの小社だが、「竹取物語ゆかりの神社」として、鳥居前にはその関わりを紹介するパネルがある。

にしな光喜庵

甘さ控えめの抹茶あんを使ったもなか『かぐや姫の里』は、店を代表する銘菓の一つ。欧風せんべいにクリームをサンドした『かぐや舞』もぜひ。
TEL/0745-55-3848
営/9:00~18:30
休/月曜(祝日の場合は翌日)
*この記事は2010年に取材した内容です