沿線さんぽ

無人駅とのどかな風景が
広がる周辺を探索!

ホームから見えるのどかな風景、すぐ隣を通るのはJR和歌山線

薬水駅

1924年(大正13年)に開業。数少ない完全無人駅として電鉄マニアも注目するという。

アーチ橋

薬水駅~福神駅間、薬水川と道路にかかるレンガ造りのアーチ橋。地元の人はメガネ橋と呼んでるよ。年季を感じる橋の側面には「薬水門」の文字が。達筆すぎて読めない…。

薬水の井戸(湧き水)

昔、弘法大師がこの地に立ち寄った時、村では疫病が大流行。あわれに思い、この井戸の場所を教えたところ、その水を飲んだ病人たちがたちまちに治ったという。この伝承が「薬水」の地名の由来に。

薬水簡易郵便局

昭和43年開局。中出さん宅が郵便局になっている。看板もいい感じ。

坂合黒彦皇子墓

坂合黒彦皇子は、允恭天皇(黒彦皇子の父)を殺害した幼い眉輪王(允恭天皇に滅ぼされた大草香皇子の子)をかばったため、大泊瀬皇子(黒彦皇子の弟・後の雄略天皇)の怒りを買い、彼に味方した葛城の円大臣や眉輪王とともに滅ぼされたという。

保久良古墳(健王殯塚)

斉明(皇極)天皇の孫、健王(中大兄皇子の子)は生まれつき声が出せず、わずか8歳でこの世を去った。健王を寵愛した女帝は晩年、自らの墓に彼を合葬するように言い残し、その殯塚がこちらの古墳だと言われている。

いろりの家 たんぽぽ

民家を改装した店内で、囲炉裏を用いた鍋料理がいただける。猪や鴨、鶏、豚の鍋に、地元の米や野菜を中心に使用。時間を忘れてゆっくりと 。残念ながら5~9月夏期休業。

TEL/0745-67-1005(要予約)

*この記事は2009年に取材した内容です