駅名に下市とあるが、所在地は大淀町。駅前のバスターミナルからは、洞川温泉やみたらい渓谷、天河大弁財天社、広橋梅林方面へのバスが発着する
桧垣本猿楽室町時代、大淀町の桧垣本を根拠地とした猿楽の一座があった。面打ちの桧垣本七郎、笛の彦四郎、太鼓の国忠・国広親子など優れた猿楽者を輩出し、後に観世の名跡を得て江戸に進出したが、時代とともに忘れられた存在になった。近年、能楽のお囃子のルーツとして再び脚光を浴び、町では「桧垣本猿楽」を文化財産として後世に継承するため、「ちびっこ桧垣本座」など様々な取り組みを行っている。
橋を越えれば下市町。昔、下市は吉野郡最大の商都であり、この橋はかけがえのない交通の要衝だった。
吉野川三渡しの一つといわれる「桧の渡し」の跡をしるす石碑。
吉野川に面した山からの湧水をポンプで汲み上げている。ほとんど空気に触れていない湧水が飲めるとあって、他府県から訪れる人も。
*写真はバッテラ「こんなバッテラ見たことない」と県外からも注文がくるオリジナル品。見かけは棒ずしだけど、酢飯部分が海苔巻きに。
*この記事は2009年に取材した内容です