沿線さんぽ

駅周辺の
古墳群と駅前グルメを探索

駅のある平群町は、豪族・平群氏の本拠地として始まり、数多くの古墳や名所などが残る自然と歴史に恵まれた町だ。

【平群町の古墳】

100もの古墳があるという平群町。剣上塚、烏土塚、三里古墳など優れた馬具を一緒に埋葬したもの、飛鳥時代のつぼり山古墳や西宮古墳などがある。烏土塚古墳の石室には巨石が、西宮古墳には精美な切石が使われるなど当時の繁栄を裏付けている。

竜田川駅

大正15年開業。1日の乗降者数は約2300人で、2010年には新しい水洗トイレも完成した。

烏土塚古墳

6世紀後半の前方後円墳で、全長60.5m。住宅地の中にあり、頂上からは町を一望できる。国史跡。

西宮古墳

平群中央公園の南側にある方形墳。7世紀の中頃から後半の築造と考えられている。

武内宿禰たけのうちのすくね

『古事記』『日本書紀』では天皇の補佐として記載。平群氏、紀氏、葛城氏、蘇我氏、巨勢氏など古代豪族の祖とされるが、詳細は不明。平群町の祖・平群木菟は、武内宿禰の4男と言われている。

平群神社

武内宿禰が神功皇后とともに朝鮮へ出兵の際、戦勝を祈願して山野を司る大山祇神をこの地に祀ったと伝わる。

椿井線刻石仏

椿井集落の入り口にある笠石仏。鎌倉時代作と考えられ、如来立像が線刻されている。胸部で折れているのは、昔、牛馬をつないでいて引き倒されたらしい。

椿井井戸

聖徳太子が物部守屋征伐の際、将軍の平群神手がこの地に椿の杖を突き立て戦勝祈願すると、一夜にして杖が芽吹き、冷泉が湧き出したという。今でも水が湧出し、地名の由来となっている。

宮山塚古墳

椿井の氏神、春日神社西側にある円墳。ドーム状の特異な石室構造から5世紀後半~末頃の築造と考えられている。

宮裏山古墳

神社の裏山を登ったところにある円墳。6世紀後半~7世紀初頭の築造とされる。

DINING BAR Salt(ソルト)

様々なジャンルの料理が盛り込まれた週替わりランチがお薦め。創作品も楽しく、デザートまで全部手作り。パスタやオムライスも人気があり、夜メニューも超充実。
Tel:0745-45-3219
営:ランチ/11:30~15:00(LO14:30)
ディナー/17:30~22:00(LO21:00)

休:火曜日・第一日曜日・月曜日

*この記事は2011年に取材した内容です