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子嶋寺

- こじまでら -
(高市郡高取町)

『元享釈書(げんこうしゃくしょ)』や寺の縁起によると、760年(天平宝字4)に報恩が建立し、観自在菩薩像と四天王像を安置して子嶋寺としたとされる。そのほか寺の創建に関して諸説あるが、983年(永観元)に興福寺僧都の真興が現在地に観覚寺を建て、真言宗子島流を興した道場が直接の前身とされる。

 

明治時代に荒廃し無住寺となるが、有志の尽力により復興をはたした。真興が一条天皇の病気平癒祈願の功績により下賜されたと伝わる、紺綾地金銀泥絵両界曼荼羅図(こんりょうじきんぎんでいえりょうかいまんだらず)2幅(平安時代前期)は国宝に指定、木造十一面観音立像(平安時代前期)は重要文化財に指定されている。

データ

所在地

奈良県高市郡高取町観覚寺544

山号

子嶋山

宗派

高野山真言宗

本尊

大日如来

札所

大和七福八宝